身体障害者手帳 平成21年11月
実家に、市の福祉課から封書が届いていた。
先月申請したゆりやまパパの障害者手帳を交付するので、取りにくるようにということだった。
日にちと時間が指定してあった。
まぁね、都合が悪ければ、日時は変更してもらえるのだろうけれど、やはり平日の9時~5時の間に動ける人間が家族にいないと、役所に行くのも難しい。
身体障害者1級だった。
下半身に麻痺が残るということがわかったときに、障害者手帳の申請をするかどうかで迷った。
7月に介護認定の調査に来た方に相談したら、「う~ん、どうなんでしょうね。申請には専門の指定医の診断書・意見書が必要ですしね。確かその書類を書いてもらうのに一万円くらいかかるんですよ」
と、いうことだった。
指定医ということなら、整形外科の病棟に入院中に手続きしてしまったほうが手間が省けていいと考えたのだけど、当時の主治医のカガワ先生(仮名)もあまり乗り気ではない様子だった。
「まだ申請できないんじゃないかな。発症から6カ月経過してからじゃないと・・・障害者手帳かぁ、二級がつくかなぁ~、ん~」
発症を3月と考えると、まだ7月の時点では無理だった。
8月に温泉地の病院へ転院することになったので、書類をお願いするにしても次の病院だ。
転院のときにソーシャルワーカーさんに相談したけれど、「う~ん、老健施設に入るなら、持っていてもあまりメリットありませんよ」と、いうことだった。
リハビリが済んだら、老人保健施設の入所を検討していたから、そう言われた。
老健施設の場合は、介護保険を使う。
病院なら医療保険を使うので、障害者手帳の2級以上があれば医療費(健康保険の自己負担分)が無料になる。
でも、まぁこのさき、何かほかの病気になることもあるだろうから、医療費の無料というのは非常に助かるのではないかと思った。
そのほかにも、障害者手帳を持っていると受けられる福祉サービスには以下のものがある。
・所得税、住民税の障害者控除
・JRや民営のバスが半額になる。(介護人も)
・福祉タクシーの割引券の交付
・有料道路の通行料金の5割引き(介護者もしくは本人運転)
・NHK受信料の半額免除
・税金の軽減措置
・補装具(車椅子、歩行器など)の交付・修理
・日常生活具(特殊寝台、便器)の給付
・携帯電話の割引
・郵便葉書の無償配布
・駐車禁止地帯の駐車許可
・自動車税、自動車取得税の軽減
ただし介護保険のサービスと被っているものは、介護保険のほうが優先されるそうだ。
この先どうなるかわからない部分もあるのだけど、とりあえず障害者手帳は申請することして、9月に温泉地の病院に行ったときにウエダ先生(仮名)に診断書と意見書をお願いした。
でもなぜか、やっぱり乗り気じゃないみたいだった。
「え?障害者手帳申請するの?ああ、そうですか~、ん~」と言う感じだった。
書類を書くのが大変だからかな。
ただ、この診断書・意見書のコピーしたものをファイルしておいて、いろんな点で助かった。
関節の可動領域とか、動作・活動などについて細かい記述があるため、施設の入所の面接のときなどにより具体的に話ができた。
そのほかにもよかった点があるのだけど、それはまた別の機会に記事にするでしょう。
10月に申請し、11月に障害者手帳が交付されることになった。
ゆりやま姉の話では、障害者手帳の1級と2級では、メリットが格段に違うということだった。
ウエダ先生(仮名)も最初は「2級に該当」と書いてあったのを、訂正して1級と書きなおしてくれてあった。
ゆりやまパパの次の受け入れ先も決まらない状況ではあったけれど、とりあえず障害者手帳を受け取りにいくことにした。


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